フェイスリフト （頬）

「フェイスリフトは心の内面をも若返らせる。若々しくなった容姿と心が手に手を取り合うことで、自信がつき、快活になり、大切な人たちに報いることができる・・・ 神経質ではない、ごく一般的な女性にとっても、フェイスリフトがもたらす恩恵は実にシンプル・・・術後、以前の魅力を取り戻し、女性としての刺激を感じるのです・・・」
プラスティック・ビューティー（形成美）　～美容整形の文化史～
エリザベス・ハイケン著　　より抜粋

以前は三角形だったフェイスラインが徐々に四角形になってきてないでしょうか？
頬や口元にたるみが生じてくるとすっきりシャープだったフェイスラインがブルドッグ状になってきます。
フェイスリフトでは、顔のたるんだ部分や垂れ下がった部分を引き上げ、余剰部分を切除し皮膚に張りを持たせ、以前のたるみの目立たない状態にいたします。
耳の前から後ろにかけて切開し皮膚を切除するのですが、耳の前をまっすぐ切ると傷跡が目立ちます。当院では、耳の輪郭のギリギリのところを切開することにより、傷跡が耳の輪郭の曲面に沿うように工夫をし、耳を出す髪型をしても傷跡が目立たないように細心の注意を払っております。
たるんだ皮膚を切除するだけでなく、皮下のゆるんだ筋膜（SMAS）も同時に引き締めます。SMASを引き締める際には、筋膜同士を結ぶのではなく、動かない耳の軟骨に筋膜を固定したり、靱帯同士を固定したりすることにより、後戻りの少ない長年にわたる効果が出せるように工夫を凝らしております。また、頬やアゴに脂肪が溜まっている場合には脂肪吸引を併用することにより、よりすっきりとした効果をあげることができます。手術時間は3-4時間で、日帰り手術で行っております。術後は3-4日間しっかり目のガーゼとテープ固定を行いますが、それ以降は耳周囲の簡単なテープ固定になります。耳がかくれる位の髪の毛の長さがあれば3-4日以降はテープを含め手術部位をカバーでき、日常生活に少し復帰が可能です。耳を髪の毛でかくせれば、正面からの術後の腫れもさほど目立ちません。術後７日目で縫っている糸を半分ほど抜糸し、10-14日で全部抜糸を行います。７日以降はキズが隠れる程度の最小限のテープ固定となり日常生活への影響も少なくなってきます。
麻酔は局所麻酔と静脈麻酔を併用いたします。まず静脈麻酔で痛みを感じないようにしてから局所麻酔を行うので局所麻酔の痛みを感じることもありません。また、手術中も静脈麻酔を併用することで緊張感なく居眠り状態で手術を受けて頂くことが可能です。

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  耳の前から後ろにかけて切開し皮膚を切除します→

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  →たるんだ皮膚を切除するだけでなく、皮下のゆるんだ筋膜（SMAS）も同時に引き締めます。

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  キズ跡が目立たない様に耳の輪郭のギリギリのところを切開します。