小さい傷からワキの有毛部の範囲を目安にアポクリン汗腺を吸引・シェーバーカットする方法なので多少のアポクリン汗腺が残存する可能性はございますが、臭いの原因になることはまずありません。
ワキの有毛部から少し離れたところに1カ所のみ切開を行い、しかも5㎜程度のごく小さな切開ですのでワキ自体に傷が目立つことはなく、手術したことに気づかれることはございません。
術後1週間ほど反転法と同様、ワキの下にガーゼをあてて固定を行います。この間は安静を保っていただきます。
反転法は臭いの元となるアポクリン汗腺を直視下に切除していく手術となります。ほぼ100%アポクリン汗腺を取り除くことが可能ですので再発することはございません。
ワキのシワの方向に切開し縫合しますので術後は傷がシワに沿い目立ちませんが、細い1本の傷は残ります。
術後10日間ワキの下にガーゼを当てて固定しますので腕を上げたり、重たい荷物を持ったりなどはせず安静を保っていただきます。入浴は抜糸までの間は胸下までのシャワー浴とし、抜糸後に全身のシャワー浴が可能となります。デスクワークは術後2〜3日目より可能です。
診察をしてからの判断となりますが、症状が重度の場合は保険適応となります。
ボトックスの効果は3〜4ヶ月持続し、半年ほどで切れていきます。汗を止める効果もボトックスの効果とともに切れていきますので永久的に汗が止まるわけではございません。
汗の量の減少に伴う臭いの軽減はありますが、臭い自体が消えるわけではありません。
筋肉と汗腺は位置している深さが異なるため、汗腺の深さに正確にボトックス注射を行えば筋肉に影響し腕が動かしにくくなったりすることはありませんのでご安心ください。