- HOME
> 院長コラム
院長コラム一覧
2024.02.27カテゴリー : 院長の独り言
先日、高校時代の恩師から、人生語録を頂きました。
その中に書かれていた【私の人生哲学】というひとくだり。
・人生とは自分自身の問題解決の道である。
・人生とは自分自身の足らざるを知り、謙虚に学びゆく道である。
・人生とは自分の心の在りようを確認しながら自己成長を為す道である。
・人生とは日々、未知の世界との邂逅である。
・人生とは自分独自の足跡を残すことにある。
・人生とは生死超脱の修業である。
・人生とは瞬間瞬間の積み重ねである。
・人生とは喜怒哀楽の繰り返しの連続である。
一つ一つの言葉を噛みしめていくと全てが心に響いてきます。
これは、年を取ってきたから感じるものなのか、昭和の人間だから感じるものなのか、、、
今ウケはしないかもしれませんが、全て非常にすばらしい言葉です。
心に刻んで、これからも人生、鍛練していこうと思っている今日この頃です。
2024.02.23カテゴリー : レーザー・光治療、スキンケア
ピコレーザー とは、ピコ秒(1兆分の1秒)という一瞬の間にレーザー照射ができるレーザーのことを言います。従来は、ナノ秒(10億分の1秒)の間にレーザー照射できるQ-スイッチレーザーというのが最先端レーザーでしたが、 ピコレーザー はその上をいく最最先端レーザーです。
では、照射時間が短いことでどんなメリットがあるのでしょうか。
・一つは、照射時間が短い事で破壊力(瞬発力)が上がる事です。
例えば、水道の蛇口をひねったとしましょう。一つの蛇口は1リッターの水が1分間かけてちょろちょろ出てくる。もう一つの蛇口は1リッターの水が1秒間で勢いよく噴射される。同じ1リッターの水でも排出時間の差で水の勢いが全然違うのが容易に想像できると思います。
これでも1分と1秒の差は60分の1です。それが、1兆分の1ともなれば想像できない一瞬です。その一瞬の間にレーザーが打ち込まれるのが ピコレーザー です。そのパワーが絶大なことは容易に想像がつくと思います。
シミの原因となるメラニン色素でいうと、Q-スイッチレーザー(ナノ秒レーザー)は「メラニン色素の破壊」、 ピコレーザー (ピコ秒レーザー)は「メラニン色素の粉砕」と言えます。粉砕しメラニン色素が粉々になった方が体の中から排泄しやすくなります。つまり、シミがより取れやすくなります。
・そしてもう一つは、照射時間が短いことのメリットは周囲組織へのダメージが少ないことです。
これも例えると、火にかけたお鍋に一瞬手を付けても火傷しませんが、1秒手を付けると火傷します。つまり、照射時間が長いほど、メラニン色素に反応した時に生じる熱が、余熱として周囲組織に伝わりますが、照射時間が短いほど、余熱が周囲組織に伝わりにくくなります。
シミ治療で言うと、シミの原因となるメラニン色素を周囲組織へのダメージを最小限にしながら除去できるのが ピコレーザー というわけです。
そんな感じで理解して頂けると、 ピコレーザー の優位性がわかりやすいのではないでしょうか。
2021.06.28カテゴリー : 脂肪注入
脂肪注入 でおでこに丸みを作ることができるのをご存知でしょうか?
最近、丸みのある「おでこ」が流行りなのか「平なおでこに丸みを持たせたい」「おでこの凸凹を目立たなくしたい」という悩みをよく耳にします。おでこに 脂肪注入 する事で丸みを出したり表面をなだらかにしたりし、そんな悩みを解消する事ができます。 脂肪注入 は自分の脂肪を使うため、異物を使わず永久的なボリュームを作ることができるのが魅力です。
額 脂肪注入 デザイン左斜め
額 脂肪注入 デザイン右斜め
多少の凸凹の改善なら手軽なヒアルロン酸注入が向いているかもしれません。ただ全体的に丸みを持たせるとなると、かなりの量のヒアルロン酸を必要とするため費用面でもそれなりの負担がかかってきます。そしてヒアルロン酸は1年から1年半でいずれ吸収されて無くなってしまいます。そのような事もあり、おでこ全体に丸みを持たせたい場合は、当院では 脂肪注入 という方法を採用し好んで行っております。
額 脂肪注入 術後1ヵ月左斜め
額 脂肪注入 術後1ヵ月 右斜め
異物(シリコンプレート、骨セメント)を使うような方法もありますが、30年、40年後の事を考えてみましょう。体は老化し皮膚は薄く骨は萎縮していきますが、異物(シリコン、骨セメント)は老化しません。賢い貴女なら将来、ご自分のおでこにおこってくるであろう変化が容易に想像がつくのではと思います。その点、 脂肪注入 は自分の脂肪を用いるため、 注入脂肪 は自分と同じ年齢です。一緒に自然な老化をたどってくれます。今だけの形を考えるのではなく、長い先の事も見据えた手術選択をするのも重要ではないかと思っております。
2021.06.08カテゴリー : 脂肪注入
脂肪注入 を行うにあたり、当院では最近はほぼ全例にCRFという脂肪を使って 脂肪注入 を行っております。
「CRFという名前はよく聞くけれど、実際CRFってどんなの?」と思っている方は多いのではないでしょうか。
CRFとはコンデンスリッチファット(Condense Rich Fat)の頭文字を取った略語です。
日本語に訳すと「濃縮脂肪」と言われています。
CRF(コンデンスリッチファット)は脂肪吸引にて採取した脂肪を遠心分離器にかけの濃縮するのですが、その際にCRFの特徴としてはウエイトフィルターを用い遠心分離をかけて脂肪を濃縮することです。
圧力をかけて遠心分離することで、脆弱な脂肪細胞は壊され排泄オイルとなります (①oil)
そして、この圧に耐えられた強い健全な脂肪だけが濃縮され残ります。(②CRF)
脂肪注入 1
通常の採取した脂肪をそのまま注入する 脂肪注入 、または単に遠心分離にかけただけの 脂肪注入 だと、一瞬全部が脂肪のように見えるのですが、実際は①oilと②CRFを合わさったものを注入している形になります。
脂肪注入 2
CRFを用いる 脂肪注入 では、脆弱な脂肪を取りのぞき、強く健全な脂肪だけを抽出し注入します。そこがCRF(コンデンスリッチファット)を用いた 脂肪注入 が、 脂肪注入 後に生着率がよいといわれる由縁です。CRF(コンデンスリッチファット)を 脂肪注入 に使用するメリットを少し感じて頂けたのではないでしょうか。
2020.04.08カテゴリー : しわ・たるみ , レーザー・光治療、スキンケア , 院長の独り言
「先生、肌キレイ!!」と言われることが時々あります。
あまり自分で思った事はないのですが、53歳を思えば多少マシなのかもしれません。
よくコマーシャルで「何歳に見えるでしょう? 実は何歳です!」みたいな胡散臭い事を見かけるので、営業的な気がして自分から人に何をしているのかあまり話す事はありませんが、「先生、何してるんですか?」と最近聞かれることが多いので、皆さんが飛びつくような事はしておりませんが、少し何をしているのか書かせて頂こうと思います。
まず言える事は、誰でも「ぱっとして、ぱっと良くなれば」と思いますが、そんな魔法のような事は存在しません。
それはあくまでも広告です。
「継続は力なり」地道な努力が全てです。
あくまでも手術を除いての話です。たまに患者様から「何か手術されてるんですか?」と聞かれるのですが、ブラックジャックじゃないので残念ながら鏡を見ながら自分で手術はできません。ヒアルロン酸注入ですら自分でしようと思っても、鏡で見ると左右奥行きが逆転しているのでなかなか上手にできません。任せれる後継者ができれば別ですが…。
という事で、糸を入れたり、レーザー照射したりはありますが、手術はなかなか自分自身では受けれません。
話を元に戻し、肌がキレイな状態でいてるには。。。
日焼けしない事、保湿する事、それは最低条件です。
美容外科である限り手術ありきではあるのですが、かと言って手術が全てではありません。
よく来院された方にお話しするのですが、服で例えると、ほころびた所を直したり、寸法直ししたりするのが手術です。ですが、いくらほころびた所を直したり、寸法直しをしても、生地がシワシワであったり、くたびれていては綺麗に見えません。肌もそれと同じでフェイスリフト等のたるみ取りをしたり、部分修正をすると見た目の全体の輪郭や構造は良くなります。ただそれで完成かと言うと肌という生地がくたびれていては効果半減です。ある患者様で開業前からお世話になっている外科の先生の奥様なのですが、私も感心するほどに、何年もまめにレーザー、スキンケア、美容点滴に通って頂き、ホームケアとしてメディカルコスメも使って頂いております。若々しく綺麗です。「継続は力なり」を私が反対に勉強させて頂いている感じです。
肌自体は毎日の積み重ねが全てです。
前述の「先生、何をしてるんですか?」というフレーズを最近言われることが多いのでその一端をお話ししたいと思います。
私のしている日々の積み重ねですが、外用(肌につけるもの)としては、この2つです。
「アクアIIGFスキンエッセンス」
「ESTエッセンス」
自分が思っている最強の組み合わせです。
アクアIIGFスキンエッセンスを化粧水代わりに、そしてESTエッセンスを美容液として使っています。
アクアⅡGFスキンエッセンスは当院オリジナルのメディカルコスメで、4種の肌再生因子が含まれています。
(詳しくはサイト内のオリジナルコスメの項を参照下さい)。宣伝に思われても嫌なので患者様に自分からあまりお勧めする事はないのですが、コンセプトに共感して頂いている患者様は永続リピーターとなって頂いております。
もう1つはESTエッセンス。これはコアフロント株式会社の製品です。
女性ホルモン様成分のゲニステインが含まれており、この女性ホルモン様成分が肌のハリ、ツヤ、透明感を導くように働いてくれます。
個人的に気に入って使っております。
どちらもエイジングケアにおけるコンセプトのハッキリした化粧品です。
よく見かける顔に塗っている間はしっとりツヤがあるが洗顔すると元通りという化粧品とは一線を画すもので、アクアIIGFスキンエッセンスとESTエッセンスの2つの組み合わせをお気に入りとして長年使っております。
私の肌の外用(化粧品)における「継続は力なり」を書かせて頂きました。
今回は外用に関してでしたが、次は機会があれば内服(サプリメント)についてお話ししたいと思います。