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院長コラム

院長コラム一覧

2026.06.17カテゴリー : しわ・たるみ , 二重 , , キズ跡

顔の切開キズ跡は意外と目立たない!?

顔の美容手術のキズ跡は、キレイに縫う技術さえあれば以外と目立たないものです。

どこにキズ跡があるか、当てられるでしょうか?

 

二重全切開

二重全切開術後

 

鼻翼縮小外側切除

鼻翼縮小キズ跡

 

目頭切開&上まぶたのたるみ取り

目頭切開、上眼瞼たるみ取り術後

 

眉下切開

眉下切開術後

 

下まぶたたるみ取り

下眼瞼たるみ取り術後

 

フェイスリフト(切開リフト)

フェイスリフト(切開リフト)術後

 

自傷キズ跡修正(顔ではないですが)

自傷キズ瘢痕形成後

 

いくつ切開したキズ跡を当てることができたでしょうか?

 

各々切開して縫った後の写真と見くらべて下さい。

下眼瞼たるみ取り術後比較

鼻翼縮小術後比較

目頭切開、上眼瞼たるみ取り術後比較

眉下切開術後比較

下眼瞼たるみ取り術後比較

フェイスリフト(切開リフト)術後比較

自傷キズ瘢痕形成後比較

 

キズ跡自体は消えることはないですが、

キレイに縫える技術さえあれば、

髪の毛1本くらいの細い線に仕上げることができます。

2026.06.12カテゴリー : 二重

ハム目はなるべくしてなるもの!?

二重のカウンセリングの時に「ハム目にならないですか?」

よく聞かれます。

ハム目とは、厚ぼったくぼてっとした、折れ返りの厚い二重をさすことが多いと思います。いかにも肉(瞼の皮膚)が無理に折れ曲がってます!、という風にみえるため不自然にみえがちです。

皆さん、ハム目がなぜいやなのか。。。

不自然でわざとらしく見えるからです。

なぜ、不自然でわざとらしく見えるのか?

それは、自然に存在しない状態を作るからです。

では、自然に存在しない状態とは何なのか、簡単に説明していきましょう。

元々生まれつき幅の広い二重の人は、瞼の脂肪が少なく、皮膚も薄い事が多いです。

反対に一重の人は、瞼が腫れぼったく、脂肪も多い事が通常です。中に、瞼のすっきりした一重の方も見かけますが。

二重を作成する時に、瞼のすっきりしている人であれば、広めの二重を作成しても、自然に存在している状態と同じようにみえるので不自然さは感じません。

ところが、瞼の腫れぼったい人が広い二重を作るとどうでしょうか?

瞼が腫れぼったい広い二重というものは生まれ付きほぼ存在しないので、自然に存在しない状態を作るとなんらかのわざとらしさがでてきます。

それがいわゆる「ハム目」と言われるものです。

すなわち、ハム目というのは、腫れぼったい瞼に広い二重を合わせることで起こってきます。

では、ハム目に見えないようにするにはどうすればよいでしょうか。

1.幅を妥協して、ハム目に見えない位まで幅を下げる。もともと、幅が狭い二重を希望する場合は、いわゆるハム目にはみえないと思います。

2.できるだけ腫れぼったさの軽減を行う。いわゆる脱脂。一般的には眼窩脂肪の除去を言いますが、切開しないと取れないですがROOF(眼輪筋下脂肪)を切除することもできます。ただ、腫れぼったい方は、脂肪が多いだけではなく皮膚、皮下組織も厚いことが多いので、脱脂してもすっきり二重ではなく、ハム目の軽減と考えた方がよいでしょう。

3.化粧でごまかす。すっぴんのハム目は妥協するとして、アイメイクを濃いめにすると、ある程度ごまかしが効きます。

ハム目というものは、ならないようにできるものではなく、ハム目に見えない自然な状態を見極め、ハム目を作らないようにすることで回避できるものなのです。

 

2025.12.05カテゴリー : 院長の独り言 , キズ跡

目立つ傷跡、目立たない傷跡のちがい

「綺麗な傷跡」、「目立つ傷跡」、一体何が違うのでしょうか?

 

綺麗な傷跡とは、幅の細い傷跡(顔なら幅0.2mm、体なら0.5-1mm)

の事を言います。

1m離れたらわらかないけれど、近くから見たらわかるくらいです。

 

では、目立つ傷跡とはどんな傷跡を指すのでしょうか。

傷跡の幅が太く(5mm-1cm)、魚の骨の様に例えられるスーチャーマークが見られる傷跡です。

 

 

このスーチャーマークが残り太い目立つ傷跡にどうすればなるのでしょうか。

 

一般的な外科は、病気の病巣を切除するのが手術の目的で、「皮膚は縫って閉じればよい」が基本なので、太い糸でしっかりと縫います(1層縫い)。

(外科の手術で10分で縫える傷を1時間かけて縫うわけにはいかないので仕方ない部分ではあります。)

1層縫いなので、傷がきっちり引っ付いてから抜糸しないと傷が開くので、きっちり引っ付くまで約2週間おいて抜糸を行います。

きっちり引っ付くまでの間、しっかり太い糸で縫われているので、糸形の跡が残ります。これがスーチャーマークと言われるものです。

そして、傷は引っ付いてもその後の日常生活の中で緊張がかかり伸ばさせるので傷跡が徐々に広がって太い傷跡になっていきます。

 

形成外科では、傷跡を綺麗に縫うのも仕事のひとつなので、皮膚の表面に見えている糸以外に、真皮縫合と呼ばれる皮膚の中でも縫合を行います(2層縫い)。

その真皮縫合が皮膚を閉じるほとんどの役目をしております。

皮膚の表面の糸は、キズを閉じる目的ではなく、縫う皮膚同士に段差ができず表面がぴたりとキレイに合うように、微調整するための糸です。なので、繊細な作業のため、細い糸を使います。

そして、キズを閉じるメインの役割をしているのは真皮縫合なので、皮膚の表面に見えている糸は、糸の跡形(スーチャーマーク)が残る前に抜糸をしてしまいます。顔は4日目抜糸。体は7日目抜糸が基本です。そして、キズが治った後、傷跡が太くならないように、太くなる幅を予測して、真皮縫合はキズを盛り上げて縫います。

そうする事で、時間経過と共に傷跡が広がって太い傷跡になるのではなく、盛り上がりが徐々に平らになり細い傷跡のままキープできるのです。

一般的には知られてはないですが、縫い方による目立つ傷跡と目立たない傷跡には、こんな違いがあるのです。

2025.11.21

二重の形は自由自在に作れる!?

二重は思い通りの形に、そして自由自在にできると思っておられないでしょうか!?

実は二重というものは、まつ毛からの二重幅を決めるとおのずと形は決まってくるものなのです。

一重の方や元々の二重を広くしたい方で、テープやアイプチで二重を作ってるのはよく見かける光景です。

その中でテープやアイプチをするのが邪魔くさい、テープやアイプチで瞼がかぶれる。。等で二重の手術を受けにこられる方は多々おられます。

その時に「アイプチで作っているような二重にしたい」「テープで作っているような細めの平行型にしたい」と希望される方を時々見かけます。

そのような時、二重を埋没法で作るにしろ、切開法で作るにしろ、似たような形にできる時と無理な時があります。

それはなぜかというと、本来の二重は開瞼すると瞼のシワ線(wrinkle line)に沿って二重の立体構造ができ、閉瞼すると一枚の平面な瞼になるのに対して、

アイプチはノリで二重の固定状態を作るためノリ白をどのくらい取るかで、幅であったりパッチリ度を変える事ができます。

また、テープもシワ線(wrinkle line)を無視して留めても、テープの境界線で無理に皮膚が折れ返りそれっぽく二重を作る事ができます。

つまり、二重の手術は元々の二重と同じような構造を作り本来あるべき姿として二重にしているのに対して、アイプチやテープは、一時的な「二重の形」を作っているだけで、元々の二重と構造が違うため不自然さはあるものの、ある程度自由に二重の形を作ることができます。

おわかり頂けましたでしょうか~

掘り下げた内容はまた次回でお伝え致します。

2025.11.07カテゴリー : 院長の独り言 , 外傷

キズの長さを「何針縫った」で表現するのは、昔のこと!

キズの長さ、程度を表現するのに、「何針縫った」というようなことを耳にしたことはないでしょうか?

例えば、縫うような怪我をした時に、

A:「何針縫ったの?」

B:「15針も縫った」

A:「ひどい怪我だったんですね」

というような会話をしたり聞いたりしたことはないでしょうか?

昔から、キズの長さ、ケガの程度を表現するのに、「何針縫った」というのを指標にして表現しています。

テレビですら、「交通事故で、○○針縫う大ケガをされた。。。」というようなフレーズで、キズの程度を表現しています。

形成外科では「2針縫った」「3針縫った」は都市伝説です。

写真のように、

太い針糸で、1cm位おきに縫われていれば、何針がキズの長さの目安になるかもしれませんが、形成外科・美容外科では2mm-3mmおきに細かく縫っていきます。また、連続して細かく縫っていくこともあり、何針縫ったかがキズの長さの指標にはなりません。

裁縫で、袖の寸法直しをした時に、袖を何針縫ったと表現しないのと同じでしょうか。

上の写真は、見えにくいですが、眉毛より細い青色の糸で縫っています。

違いが一目瞭然なのが、わかると思います。

ちなみに写真は、転倒事故で前額と上眼瞼に挫創を負い、近くの外科で縫われたけれども、綺麗に縫い直して欲しいと当院に来院された患者さんです。

ケガをした時に、キズを綺麗に直したいと思うなら、形成外科を標榜しているクリニックを受診するように覚えておくとよいでしょう。