オンライン予約はこちら

院長コラム

院長コラム一覧

2015.12.15カテゴリー : 二重 , 院長の独り言

より 綺麗な傷あと を求めて  ~マイクロサージェリーによる縫合術 ~

まぶたの手術では、より 綺麗な傷あと を求めて、手術、縫合の際に、以前より手術用の拡大鏡を利用してきました。

IMG_0674

拡大鏡を利用すると、切開部分の断面が詳細に見え、ずれることなく綺麗に縫うことができます。

 最近、二重の切開の傷あとをより綺麗にするために、マイクロサージェリーによる縫合術も始めました。

マイクロサージェリーとは、あまり耳にしない言葉かもしれませんが、「顕微鏡下手術」の事をいいます。

マイクロ2

実体顕微鏡で見ると、通常、拡大鏡で見ている術野の見え方とは世界が違います。

 初め「まぶた全体」が見えていたのが、実体顕微鏡でズームしていくと視野一面「皮膚」だけになり、さらにアップしていくと「皮溝、皮丘」(いわゆる肌のキメ)が見え、、、眼瞼の皮膚を縫合するのに皮溝、皮丘が見えるくらいまでズームする必要はありませんが。

Google map で例えると、日本が映っているところから拡大していくと、近畿地方が見え、京都が見え、番地、家まで見えてくる!そんな感じです。

 顕微鏡を使うと、まぶたの皮膚を縫合する場合も、寸分のズレもなく縫合できます。

マイクロ3

まぶたの皮膚は、そこそこに縫えていると、それなりに綺麗に治ってくれるところです。拡大鏡を使って縫合するだけでも、一般的な目で見ると十分 綺麗な傷あと に見えます。そこをあえて顕微鏡を使って縫合しようというのは、これはもうオタク的なこだわりでしょうか。

 より 綺麗な傷あと を求めたい方は、当院に来られた際、「マイクロサージェリーの縫合で!」もしくは「顕微鏡下縫合で!」と申し出て下さい。

 

 

2015.04.26カテゴリー : 院長の独り言

最新が最良!?

「最新が最良」。。。

これはドイツのある車メーカーのキャッチフレーズとしてよく使われる言葉です。

美容医療においても、これがあてはまるのでしょうか?

シミのレーザー治療やレーザー脱毛、ボトックスによるシワ治療、画期的で今も定番の治療として根付いている治療法も多々ありますが、一時期話題になるも1~2年で消え去ってしまうような治療法、機器も山ほどあります。

なぜ消え去ってしまうのでしょうか?

話題ほどの効果、料金に見合う効果がないからです。

機械メーカーからすれば、新しい機械を作っていかないと商売にならないわけですから、新しい機械を開発します。新しい機械ができれば売らないといけないので、美容クリニックにセールスに来ます。

もちろん、中には画期的なものも存在しますが、全てが素晴らしく、セールス通りの効果が出るとはかぎりません。

レーザー機器など1台1千万円前後するので、機器代、メンテナンス料、その他経費を考え、施術料を計算すると、それなりの料金になってしまいます。

クリニック側は高いお金を払って機器を買ったはいいが思ったほどの効果が出ない、患者さん側からすれば高い施術料を払ったのに宣伝で話題になっているような効果を感じない。

もしそんなことになればどちらにとってもいい事なしで、WIN&WINの関係は崩れてしまいます。

出来るだけこの様なことは避けたいものです。

私のクリニックでも買ったはいいが使ってみると効果がイマイチで患者さんに勧める気にもなれず奥に眠ったままという機器もいくらかあります。

しかし、新しいものが良くないというわけでは決してありません。

技術開発、新しい発想がなければ、医療は進歩していきませんから、どんどん新しいものが出てきてもらわないと困ります。

保守的になり過ぎるとだめですが、何でもかんでも新しいものにすぐ飛びつくのも考えものです。良い物を吟味する目を持つことも必要ではないかと思います。

新しい施術というものは、今までにない画期的な効果をもたらすことも期待できる反面、実績がないため「お試し」という一面も持っています。

カラダは買い換えることのできない一生ものの身体です。

良し悪しをしっかり理解した上で、より良くなれる治療を選んで受けるのがよいのでは、と私は考えています。

 

2015.04.26カテゴリー : 院長の独り言

病は気から!?

先日、あるテレビで面白いことを言ってました。

体と心の動きは連動していると言うものでした。

気分のいいときは胸を張って歩くし、落ち込んでいるときはしょんぼりととなってしまいます。
(これは、誰でもが思うあたりまえのこと。)

その証拠に、スキップしながら

MH1

 

暗いこと考えるのも難しいし、

 

下を向き、猫背の状態で

 

MF2

明るく楽しいことを考えるのも難しい。

ん~確かに!
単純なことですが、思わず納得してしまいました。

自分の感情に浸りたい時、また浸りたい人は、その感情を味わえばいいでしょうが、できるだけ嫌なことを早く忘れたい、落ち込んだ暗い気分を早く解消したい時は、まずはスポーツやジョギングなどで体を前向きに動かしていき、積極的に自分で心をコントロールしていくことが解決への第一歩とも言えるのではないでしょうか。
私の場合は、空手です。

「ストレス発散のために○○をしている。」という話は日常よく耳にしますが、実はこれもメンタルヘルスケアとして非常に重要なことであるように思います。
心の病の予防です。

落ち込んだ気分のコントロールも、これの延長線上のものではないでしょうか。

落ち込んでいる時に、前向きな事を考えるのはなかなか大変な事ですが、前向きな行動をとり、それに夢中になっていられると、嫌な事を一瞬でも忘れさせてくれ、気分が上向きにならなくても下降を食い止めてはくれるはずです。

どんなときでも、人生をスキップしながら過ごす事を忘れないように心掛けていきたいものです。

 

MH3

2015.04.03カテゴリー : 院長の独り言

手術が失敗って何!?

たまに、「手術の失敗ってないんですか?」って聞かれる方がおられます。

t02200144_0800052312330610929

いかに結果をより良くするかは別として、うまくいくか、うまくいかないか、やってみないと分からないというような手術は稀です。
大抵の場合、おっしゃられる失敗というは「失敗=思ったようになっていない」と言うことがほとんどです。

もし手術前に、手術する側と受ける側がそれぞれちがう術後像を頭の中に描いていればどうでしょうか?

それぞれがちがう理想像を求めて手術に望むわけですから、手術する前から、失敗が確定しているようなものです。

二重の幅、鼻の高さ等、手術をする側も受ける側も人によって幅、高さの「感覚的なものさし」がちがうのは当然の話です。

手術前に大事なのは、手術をする側と受ける側の感覚ができるだけ同じになるように、感覚のすり合わせをして、同じ術後像をいかに頭の中に描くかです。

そのために、必要なのがカウンセリング、というかできるだけ長い時間お話しすることです。
1人10分で済ませるより、1人30分話した方が相手を理解したり感覚のすり合わせができるのは当然の話です。もし1人10分で済ませたら30分あれば3人診れるわけですから、効率がいいですよね。
でもどちらが良い結果を生むかは考えれば当然分かる話です。
1人1人に時間をかけることで欠点があるとすれば、ひとつ。。。その分料金も多少割高にせざるを得ないことです。

手術料金が安いにこしたことがないのは当然の話ですが、もし自分が手術を受けるとしたら、やはり自分の思いを相手に分かってもらい、手術内容もしっかり理解してから手術を受けたいと思うので、最短のカウンセリング時間で数をこなす診療スタイルにはなかなかできません。

VERYのリピーターとして来て頂いている方々は、そこに共感して頂いている方も多々おられるのではないでしょうか。と勝手に思っています(^^)